開いた骨盤のまま、家事など偏った使い方により正しく骨盤がしまらず、骨盤が歪みさらに痛みが出やすい状況になります。
出産時はホルモンの影響により骨盤が広がり産道を赤ちゃんが通りやすくしています。
骨盤は出産から約６ヶ月かけてゆっくり左右交互に８時間かけてしまってくると言われています。
以前の日本の生活スタイルは和式トイレや正座など骨盤の中の筋肉を自然と使える生活習慣だったために骨盤の調整はあまり必要ではなかったのですが、
近年は生活スタイルの変化とともに骨盤の中の筋肉を使うという機会も少なく、多くの方があまり使えていません。
産後の骨盤は積み上げた積み木のようにグラグラな非常にデリケートな状態です。

妊娠により身体のホルモンバランスや体型の変化により様々な影響が出て不調を感じる事が多いです。
この時期は生活や体型などすべての状況が変わるため、その変化に対応できず不調や痛みが出る事があります。
そのため、まずは今どういう状況でこれからどうなるのか、どういったことを注意し何をした方がいいのかを知っておく必要があります。

産前、産後の多くの方が腰や膝の痛みを感じています。
出産に対し骨盤が開いたり、またお腹が大きくなり身体の使い方が変わっての痛みが原因となり、この時期の痛みが出産後に影響を与えることが多くあります。
お腹が大きくなると重心が前になり、つま先歩きになります。
それをかばうように腰を反ることによりバランスを取るのですがこの姿勢が腰や膝などに負担をかけるのです。

多くは出産によって骨盤の歪みから痛みが出ることが多いが、妊娠中からも痛む人もいます。
骨盤の一部である恥骨は妊娠や出産により歪みなどから若干ズレることがあります。
このズレが痛みの原因で、ズレを治すとともにズレる原因を断定する必要があります。
偏った使い方や猫背、食べ過ぎなどは内臓に負担をかけそれが恥骨のズレにつながる場合があります。

産後の体型に関するお悩みは多いです。
最近では芸能人がＳＮＳで産後のすらりとした体型を載せる機会も多いですが、産後の体型戻しはなかなか根気がいります。
まず子育て中のため、自分の時間が取れないこと。そして骨盤が正しく戻ってないことが挙げられます。
この骨盤を正しく戻しておかないと、内臓が下がり代謝が悪くなることによって脂肪を蓄えやすい身体を作ってしまいます。
また骨盤は身体の幹となるところのため、そこが安定してこないと運動したりストレッチをしても効果が半減してしまうからです。